雨のちわたあめ

見たことがある！しかし、どちらかというとストーリーよりもアクションを楽しむ作品なので、問題はないだろう。紙媒体は絶版なので入手方法はこの電子媒体のみとなっています。相変わらずキャラが可愛くて、短編といえどストーリーの起承転結もしっかりしていて楽しめました。

びっしりと手書きの文章が書きこまれているページがあり、原作愛がとても伝わる作品です。かなり前のを元にしているので、懐かしさを感じながら読めてとても良かったです。これも一つの純愛であり、ある意味最も幸せなハッピーENDであるのだから。四コマは読みやすく本編を知らなくても楽しめましたし、ボリュームも十分でコスパも良いです。長編シリーズ化を願いたいところです。

美麗なCGではないけれども、あたたかな、不思議な魅力が伝わってきます。ギャグがぎっしりと詰め込まれています。こちらもオマケとは思えない質の高さ。「鬱」の名を冠する作品としてあるべき姿なのかもしれません。絵柄に作者の人柄が出る各イラストもさることながら後ろ表紙は力が入っていると感じる。しかしそれでも評価が低くならないのは、作品そのものの価値のためだろう。

元のゲームは全く知らなかったのですが、作品の冒頭で登場人物の紹介ページがありますので、特に問題はなかったですね。少女は冷淡に振る舞うことで良心の呵責を打ち消そうとしますが、路傍の花に向けていた優しい眼差しを指摘されてますます決意が揺らぐことに。軽快なギャグとトークなどの掛け合いで各小話は進んで行くのですが、ギャグの間に垣間見えるシリアスな部分が見所です。

友達のPSP画面を見せてもらうくらいでゲームは未プレイの筆者ですが、何気なくバックコーラスを口ずさむようになっていました。と言うジャンルが気になる人にも是非見て欲しい感動のラブストーリーである。モモがプリケツっぽくツヤツヤしてるのも好き。