あいしゅた・ぷらいむ総集編2(5~8)

少々ネタバレ的になりますが、サンプルにある、えっちなシーンというのは、少年誌に載せられるようなささやかなものですので、そういったものが苦手な方にも全く問題ないものです。武力によるものであるのに、どこかほんわかとした世界感も残っています。絵柄も可愛く、美男美女ばかりで楽しめました。それこそがこの作品のテーマ、持ち味です。お互いがようやくスタートラインを迎えたといえるエンディングでした。原作通りに、ギャグあり、シリアスありと、読み応えバッチリでしたね。

作者さんがTwitterでセールをしているのを知り購入。とっても感動的で、心温まるお話な筈なんですが……を懐かしみたい方にもおススメですね。本編ではおっとりのんびりなが、軽くダークなキャラになっています。絵が綺麗。ハンバーグの焦げ色なんて力を入れて（？）ますよ。見た目からは性別の判別が出来ないところも非常にいいと思います。

多くの作品の自然な絡みと、オチ要因として強力なガチな人達の存在感。ゲームに登場した人物達が色々なネタを提供してくれるので、読んでいるうちに笑ってしまうことでしょう。話を構成する上での舞台設定の役割さえ果たしていればオッケー、という考えのようです。どのお話もしっかりとした内容になっており、オチも丁寧についていたから面白かったです。

内容は短いものの、補足というか説明がしっかりあるので、細かくストーリーや物語の背景を知りたい方も充分楽しめるようになっていて良いです。ただの暇潰しにと買いましたが、それ以上に価値のある読み物です。レビューを書くにいたるまで、何度も読み返してしまいました。原作についてはタイトルだけ知ってるくらいですが、絵柄もキャラクターも可愛いので見てるだけで楽しめる内容でしたね。それにしてもどっちかしか選べないってのは本当に切ないですよ……