リーフティア Story Book Vol.13

良質な暇潰し用としておすすめの同人誌です。某ゲームの同人誌です。誰も傷つけることなく、安心して読める作品です。話の内容自体は、わりとよくある内容なんですが、何度読んでもしんみりとして、優しい気分になってしまいます。絵も独特ですが、上手いです。

すげーコレ。110円の価値は十分、元が取れたと感じられます。この作品の中では意思の弱い中毒患者は搾取される側の存在でしかないと断じており、自分自身がそちら側であるという事を強く主張し、自戒されているのではないかという想像が膨らんでしまいます。昔懐かしののパロディギャグマンガとのことですね。

話が進むにつれ、主人公の異能っぷりがだんだんと目だってくる所も見逃せません。低価格にもかかわらず、ページ数がめちゃくちゃあります。最初から読み直してみると、また今までと違って見えて楽しめるのではないでしょうか？独特のギャグセンスツボにきました。その後、すったもんだあって客の少女は頭を叩かれてしまいますが、前よりちょっとだけ不幸体質が強くなったという程度。

他のキャラクターはあまり出てこないので、純粋にこのキャラクターが好きなら買って損はないと思います。作者の方の他の漫画を気に入ったので購入しました。続編希望の声もあり、本家（？）のリメイクもあるので私も心待ちにしております。残りはイラストを主体とした構成です。作風さえ合えば、購入して損は無い内容かと思います。（もう少し長くてもよかったかも？）　

これでたくさん客が来るだろうと思ったけど台風だから誰も来ないという寂しいオチも面白かったです。そのキャラクターの性格がよく出ていると思います。ところどころで微妙に電波なナンセンスギャグが混じりつつ、良くも悪くも普通のオチで終わっており、ニンマリとさせてもらいました。