モノノケ解剖生理

ストーリーもギャグのテンポがよくてサクサクと読み進められます。すごく、物語の雰囲気にも合っているんですよ。絵も独特ですが、上手いです。このシュールさは、レビューできません。のようなバトル形式で進む事もあり、非常にスピーディーに話が展開します。

のパロディです。このサークルさんの作品全般に当てはまることですが、展開も作風も原作を尊重していながら、そっと？いぢっています。そういうことなのか！そうでない方も楽しめるんじゃないかなぁ。頭を打つとまるで別人になっちゃってギャップが凄まじいです。戦闘時も、メリ、ハリがきちんとしていて、何が起こっているか分からない、無駄な迫力だけの戦闘シーンにはなっておらず、きちんと、読者が戦闘の流れに付いて行け、それでも迫力を保った作りとなっています。

ビルのスキマから見える空、青い空折り重なった雲に、沈む太陽の光が照らす都会の空が見せるどこか寂しげで綺麗な夕焼け。説明も読まず、表紙に惹かれて買ってみたんですが、すごく面白かったです。美少女たちが、扇情的なコスチュームで繰り広げる試合は激しく、本格的な漫画です。ただし、更に面白くなるのは、4コマ形式になった後半で、こちらでは数ページ止まりです。「鬱」の名を冠する作品としてあるべき姿なのかもしれません。

元ネタは知りませんが、凄く楽しめました。原作を知らずとも楽しめると思われます。好きの人なら、受け入れられると思います。これ結構貴重な雰囲気だと思いますので気になる方はぜひ。それにしてもどっちかしか選べないってのは本当に切ないですよ……でも、久しぶりにジーンとくる作品を読んで心が洗われるようでした♪

同人誌なので通常の漫画のようなボリュームを確保できないのは分かりますが、残念でなりません。タイトルとは違い、シーンはありませんでした。