晴ちゃんは思春期総集編!!!

最初から、最後まで心の中から笑える、と言ってもギャグつて訳では無くって、ちょと考えさせられつつも笑えるお話でした。お店の情報なども記載されているので、観光や街歩きをするにも、最適だと思いました。特にすることもなくマッタリ、ほのぼのなギャグマンガなので多くの人が楽しめるかと思います。合間に四コマ漫画もあり、全体的にほのぼのとした緩い日常を描いているので、まったり読めるのも良いです。

その後、すったもんだあって客の少女は頭を叩かれてしまいますが、前よりちょっとだけ不幸体質が強くなったという程度。主人公とヒロインの出会いから恋愛関係の芽生えまでが、今作で描かれている内容です。いわゆる通常のエロはありません。女の子が可愛くてよかったです。冒頭のマンガはとてもシリアスで緊張感あふれる会話と驚くべき結果が待っていました。話は主人公の内面をメインに追っていき、ラストで大きな変化が起きる構成です。

絵的にはがっちり体系のキャラ、華奢で線が細いキャラが登場し、特に華奢なキャラは仕草が可愛く、クラッとくる人も多いのではないでしょうか。偶然見つけた作品ですが、表紙に惹かれて購入。本当に最高でした！おもしろさと、かわいさが、ほんわかと混ざりあってやさしく包んでくれるようです。ちょっとしたどんでん返しが序盤にあり、そこからは一気に強引な展開でぐいぐい話が進んでいきます。「鬱」の一文字で距離を置いてしまいそうな方でもお勧めします。

知ってる人はもちろん、知らない人も面白く読めると思います。飽きるかなーと思っていましたが以外におもしろく、まったく飽きることなく読めてしまいました。原作を観た方なら特におすすめでしょう。だからといって買わずに見過ごすにはモッタイナイ一冊であると個人的には思います。作家さんのセンスのよさがわかります。