天空戦姫ヒメル3

どんな場面でも必死に応えてくれるその姿があまりにおかしくてすごいウケました。丁寧に描かれた背景や料理、海外ホームドラマを彷彿とさせるセリフ回し、と先の展開がわかっていても何度となく読み返したくなる作品です。本編ではおっとりのんびりなが、軽くダークなキャラになっています。

これも一つの純愛であり、ある意味最も幸せなハッピーENDであるのだから。ちょっとお目にかかれない、ヒロインの表情や仕草が可愛いです。なまなましいエロ要素はあまりなく、どたばたとしたギャグコメディとなっています。必見。これだけの熱量とセンスとキレを持った本はそうそうないです。みんなを狙ってます。ハンバーグの焦げ色なんて力を入れて（？）ますよ。

それで脱がされる男性陣が少し色気があるように描かれているのは気のせいでしょうか？w物語は、それを淡々と描いているが、そこにはしっかりと少年少女のひとつの青春が垣間見える気がした。考証は確かに相当ぶっ飛ばしてますが……まぁそういう部分はあまり問題ではないでしょう。他の2人の登場人物の設定も、しっかりしていていますね。ヒロインの何気ない仕草の一つ一つが妙にエロく、18禁ではないのに18禁ぽい雰囲気でドキドキしてしまいました。

を懐かしみたい方にもおススメですね。原作を知ってるなら多分爆笑すると思います。その自然で豊かでキュートな表情が、ストーリーにメリハリを利かせ、読むものをぐいぐいと引き込んでくれる。……ちなみに私としては、ヒロインの可愛さだけで買う価値はあったと思いました（笑）。こういう類の弱さをもった人は過剰に軽率な振る舞いや言動をして、本来とは異なる自分を演じたり、極端に内向的になったり、それが他人には不快な印象を与えることが多々あります。