弐号と3号

本編のホラー要素を全部取っ払った笑える4コマ漫画ですw作中の流れは大まかにとなります。最初から、最後まで心の中から笑える、と言ってもギャグつて訳では無くって、ちょと考えさせられつつも笑えるお話でした。絵は若干癖があると思う、好き嫌いは分かれそうだが妙にエロイというか色っぽい。

過去の話と現在の葛藤が複雑に絡み合いながら少しずつ物語は進展していきます。各イラストもさることながら後ろ表紙は力が入っていると感じる。固定カプのが好きであれば、ハマる事間違いなし。彼がしあわせな姿は共通の思いのはずです。不思議な世界観のせいかもしれません。ネタバレなのでこれ以上は秘密。なかなか笑わせていただきましたがいかんせんコラボ部分が短いのが残念なところ……。

ついニヤッとしてしまい体中から勝手な熱吹きますwしかも価格も格安なので大満足っ！原作は美男美女のキャラが出て来るお話なのですが、こちらではコミカルでギャグタッチにデフォルメされていてとても可愛いです。ギャグはいつものように面白くて腹筋崩壊しちゃいました。画風は少し古めな印象がありますが、むしろそれが良い味を出していて良かったです。

サラサラの髪やメイド服のフリフリ感など、被写体の質感の描き分けに描き手の情熱を感じました。飽きるかなーと思っていましたが以外におもしろく、まったく飽きることなく読めてしまいました。物語が進むにつれ次第に表現方に変化してゆくのが見えます。当然そちらを先に見てもらって知っている方が楽しめる内容となっていると思います。特にこれだけは負けないポイントという質問で短期仕上げと答えられているところは、思わず口元がほころびました。

面白いのが、登場人物の名前がいっさい登場せず、目的や価値観だけを一人歩きさせて物語を展開する手法ですね。けっこうハードコアな内容で組み合わせもユニークです。