にせかる。

それでも見て欲しい。絵はカッコいい系ではなくどちらかというと可愛い感じの絵柄でした。ちびっこのキャラはとにかく可愛いです。ギャグの内容も、あるある、そうだよねそう思うよねっ！そのコピー本によると作者様は映画を見たとの事でしたが……そのの絵の凄い事、すごいこと……。

ちょっと頼りない主人公の態度にもどかしく思いつつも応援したくなる不思議な魅力を持っている……かな。ほのかにエッチな雰囲気があってスク水や浴衣もあるのでそういう服装フェチな方で楽しめると思います。作者のごくごく個人の主体性を前面にだしていますので、同人らしく趣味や（いい意味での）独りよがりが全開です。「元ネタを知らなくても楽しめる」といいますが、「パロディ」は元ネタを知ってこそ。

メイド服もよくあるミニスカートタイプではなく、ロングスカートタイプでひらひら多めのリボン大きめというところにもこだわりを感じますね。知らなければ笑えないネタもありますが、基本的には勢いのあるドタバタ劇です。けっこう細かい伏線のようなものも張られていて、続編で生かされてくるのかなと思うと楽しみですね。特に、憧れの勇者様に出会えると夢見ている女の子のお話が王道コメディという感じがして面白かったです。

タイトルとは違い、シーンはありませんでした。萌え系漫画ではよく見る、下着としての機能を果たしてなさそうな（笑）小さなパンティ「スキャンティ」（ローレグ）へのこだわりを感じます。やさしいイラストがその世界に入り込ませてくれます。一部、どうしてもを知らないと理解しきれない部分もあります。

メイド服の描き方が漫画というより一枚絵レベルのクオリティだったので、本当にメイド服が好きなのだという意思をひしひしと感じる作品でした。ものが好き人でサンプル絵がいいと思った人は楽しめるとおもいます。彼がしあわせな姿は共通の思いのはずです。「は怖くて苦手」と言う人でも、これなら安心ですよ^^