漫画の先生 ～2010

面白いのが、登場人物の名前がいっさい登場せず、目的や価値観だけを一人歩きさせて物語を展開する手法ですね。最近読んだのですが……いいですね、この作りこまれた世界観と独特の絵柄。予想外の発言をしたことから、周囲は凍りついたかのような静けさが発生。ギャグマンガや四コマ漫画、シリアスな話やノベル形式など作風がバラエティに富んでいます。みんなの心に暗い影を落としてしまう。

その自然で豊かでキュートな表情が、ストーリーにメリハリを利かせ、読むものをぐいぐいと引き込んでくれる。医学的な異常は見つからなくても、身体は不調を訴え、身近な人にすら理解されなかったりしつつも、何とか外に出たり先に進もうとする主人公の必死な姿が描かれており、応援したくなります。妹が兄に素敵と言っているのも面白かったです。いや〜笑わせていただきました。

可愛い絵柄の女の子が、激しく、そして少しエッチに身体をぶつけ合って闘う作品を見たい方にお勧め。相も変わらずの二人です。どれも明るくて生き生きとしたキャラクターばかりなので、ちょっとしたひと時に読みんでみては如何でしょうか。だからといって買わずに見過ごすにはモッタイナイ一冊であると個人的には思います。それではなぜこの作品を購入したかというと、鬱デレという響きに純粋に興味を持ったからです。

萌え文化としてのメイド服がこんなに前から愛され続けているんだなぁと発売日を見て改めて感じましたw絵ももちろんですが作品の内容も個性があって良いです。の初々しさを感じたい方におススメ！当初の目的である戦への参戦はまだまだ遠いようですが、このままあちこち寄り道しちゃってもいいんじゃね？って思わせます。ヒーリング絵本とでも言いましょうか。数ある物の一作品ですが、この作品のウリはいい意味でクセの無い美麗な絵柄でしょう。