第七駆逐会議 議事録

その姿勢が彼女が鬱キャラでありながら、忌避感を感じない理由かもしれません。とにかくボリュームが多いです。主に踏み付けと足責めで露出はなしです。原作を知らなくても、好きで、昔の雰囲気だけを味わいたいという人にもおすすめです。夏の風物詩であるスクール水着姿、不意打ちの体操服などエロスが学校生活に溢れています。主なネタはの特性やその技術的な背景です。

丁寧に描かれた背景や料理、海外ホームドラマを彷彿とさせるセリフ回し、と先の展開がわかっていても何度となく読み返したくなる作品です。頭を打つと性格がかわってしまうヒロインがとてもかわいくて勢いがある漫画でした。をメインに据えつつ、全キャラ登場という、欲張りな内容となっています。スクール水着が眩しい青春の一コマである。知らなければ笑えないネタもありますが、基本的には勢いのあるドタバタ劇です。

四コマの方は本当に楽しくてもっと続いて欲しいな、って思いました。当然そちらを先に見てもらって知っている方が楽しめる内容となっていると思います。読んだ人にしかわからないシュールさです。ギャグ漫画と誤解されてしまいそうな作風ではありますが、その本質は主人公のありがちなダメ人間っぷりに共感性を訴えかけさせた上で、主人公（自分）を反面教師にして欲しいという啓蒙的な側面があるように思えてなりません。

この作品の中では意思の弱い中毒患者は搾取される側の存在でしかないと断じており、自分自身がそちら側であるという事を強く主張し、自戒されているのではないかという想像が膨らんでしまいます。各イラストもさることながら後ろ表紙は力が入っていると感じる。お得な価格で、ゆるりとした時間に浸りましょう。古き良き昭和の時代に描かれたかのような劇画調ペンタッチがもう最高！なんとです！もちろん漫画も収録。人情話が好きな人は、読んで損はないと思います。