貴方に愛を 私に憎悪を

原作を観た方なら特におすすめでしょう。ページをめくりながら懐かしいなーと思いながら昔のことを思い出しました。ヒロインが学園を征服しようと企み、いろんな策略を練ったりする話なんですが、その手段が微妙にセコくて終始ほのぼのとした展開。ほんのりお色気シーン有り、美味しい食べ物などの登場もあり楽しく読めました。

オチもマッタリしていて一発モノのネタ漫画としてはまあまあかなと思いました。手書きの注釈やセリフ字など、手作り感のある同人誌です。てへっ♪　いやいや世の中平和ですな〜〜。相変わらずキャラが可愛くて、短編といえどストーリーの起承転結もしっかりしていて楽しめました。の問題がテーマのため、心の病を経験したことがある人は共感できる部分が多いと思います。

そのコピー本によると作者様は映画を見たとの事でしたが……そのの絵の凄い事、すごいこと……。全体的に見て、顔が真正面と横顔が多いなぁとは思いましたがまぁ、絵は綺麗な方ですし、肝心のギャグも面白い！描き方としては手足が短めに可愛く描かれ、キャラクターごとに目の描きかたを変えて個性を強調しているのがポイントですね。元ネタはあまり知らなかったのですが、作品の冒頭のページで設定が書かれてあるのでわからないなーという人でも楽しめると思います。

内容は前半がキャラクターの顔見せで、後半がメインになっています。ホラー要素を減らした、ギャグマンガといった感じの作品。未だにDVD化されていない名匠の傑作と同じタイトルではあるが、内容のほうはべつに元ネタと関係ない。に興味のある人には買って損のない作品。ちょっとお目にかかれない、ヒロインの表情や仕草が可愛いです。

ただ軽い気持ちで読んでいると最後のシーンでショックを受けると思いますので、何を言われても驚かない心構えで読むと良いかもしれません。