放課後2

多少、古臭さは否めませんが、絵柄のクオリティは高く、各々のキャラが魅力的に描かれています。人気原作に便乗しない原作無しのオリジナル作品も中々侮れませんね。少々ネタバレ的になりますが、サンプルにある、えっちなシーンというのは、少年誌に載せられるようなささやかなものですので、そういったものが苦手な方にも全く問題ないものです。

登場人物の過去や経歴が複雑だったり、キャラの繋がりが謎だったりして、結構感情移入しちゃってます。私もいつか参加してみたいと思いました。9割程度が漫画となっており、ボリュームもあります。血を見ると卒倒するのでいつもは事なきを得ているものの、今回は意識を取り戻した後に色っぽい悪女キャラに変貌。次第に、そんな彼女の心のうちを何とか追いかけてみようと思うようになりました。

伏線いっぱいなので、アレはどういうコトだろう……？コレはどうなってるんだろう……？と謎解きを（解けませんけどwwww）しながら読めるのが醍醐味のひとつでもあるかな。その後は主人公にデレて頻繁に彼に会いに来たり、主人公に寄りかかって唐突に眠ってみたりと段々と行動がエロくなっていくのが良かったです。元ネタのキャラクターを理解していればクスッと来るようなネタが随所に仕込まれています。ゴチャゴチャしてないし、何描いてるか判別しにくいような描き方をされない作家さんですし、じっくりと読み進めていける漫画ですね。

ページは大ボリュームで基本的にすごく濃いギャグです！スピンオフなマンガ第一弾です。いや、ギャグ漫画ですしね。続きが気になる作品です。と銘打ってはありますが、適当には見えない、しっかりした内容だと思いました。続きが気になって気になって仕方ないです！こういう世の中だからこそ笑顔のよさが伝わります。

当時のほんわかとした自由な合同誌のノリを感じ取ることができます。正義の戦隊や悪の使者が次々と現れカオスな状態になっていくのが笑えました。