ある鎮守府のゆるい日常2

この作品の中では意思の弱い中毒患者は搾取される側の存在でしかないと断じており、自分自身がそちら側であるという事を強く主張し、自戒されているのではないかという想像が膨らんでしまいます。原作を知らなくても、好きで、昔の雰囲気だけを味わいたいという人にもおすすめです。その根性なしに愛想をつかしつつも、頑張って支えているヒロイン。濃厚なギャグの時間を楽しまれていかがでしょうか。夏の風物詩であるスクール水着姿、不意打ちの体操服などエロスが学校生活に溢れています。

エンドではありませんが、終わり方がよくいい作品だと感じました。まずタイトルからして秀逸。主に踏み付けと足責めで露出はなしです。ギャグはいつものように面白くて腹筋崩壊しちゃいました。血を見ると卒倒するのでいつもは事なきを得ているものの、今回は意識を取り戻した後に色っぽい悪女キャラに変貌。とストーリーを楽しめる作品。

お値段がリーズナブルで嬉しかった。あの下腹部は良いと思う。そういうことなのか！このボリュームでこの低価格は凄いです。しかしそこが彼の魅力。作画面ではいつものように白黒がクッキリついた絵で見やすく、スラスラとあっという間に読み終えました。正直、凄い作品だと思います。ヒロインが学園を征服しようと企み、いろんな策略を練ったりする話なんですが、その手段が微妙にセコくて終始ほのぼのとした展開。

今回はギャグは少なめでシリアスな感じの話ですが、とても魅力的なストーリーと演出で引き込まれる作品でした。女の子同士でいちゃつくだけが百合ではないと教えてくれた作品でした。気が向いたときに思い出したように見る程度でも楽しめる、お得な一品。ですが、私はこのを知らなく絵柄が気に入って買ったのですが、それでも充分楽しく読めました。