ぷちおりキリ肆

非常に「楽しい」作品です。その願いは、絶体絶命のピンチの際に叶えられることとなります。前書きと後書きに質問系、全体的にゆるい感じのコメントなど、廃れてしまった文化がぎっしり詰まっていて懐かしくなりました。出てくる宇宙人もとぼけた感じだけど、なかなか油断のならない存在でした。

全編ギャグなのかなと思いましたが、ところどころシリアスな場面があったのですが、あまり暗いものでもないので読みやすいかったです。の世界観を壊すことなく融合させてますね。小学、中学のころ、なにをするのが楽しかっただろうか。とっても感動的で、心温まるお話な筈なんですが……元ネタが分からなくても最初のページに設定が書かれてあるので、そこで、知ることができます。はい、アレです。

ストーリーパートも優しい雰囲気のお話でとても癒され、作者の原作愛を深く感じることができました。写植ではなく、セリフの文字が手書きのお話もあり、これはこれで味があるものだと再認識しました。むちむち以外にも結末が気になりだす作品！ネタバレしちゃいそうなのであえて多くは言いませんが、ファンの方必見の作品です。まんまと作品に取り込まれていった訳です。

内容は前半がキャラクターの顔見せで、後半がメインになっています。そうでない方も楽しめるんじゃないかなぁ。ただ軽い気持ちで読んでいると最後のシーンでショックを受けると思いますので、何を言われても驚かない心構えで読むと良いかもしれません。……次回作、本当に出ないかなぁ。キャラとの掛け合いというか会話のギャグ要素が半端ないというか結構笑わせてくれる会話で凄く面白愉快に漫画読めた

ホラー要素を減らした、ギャグマンガといった感じの作品。今回の話は今までと違う印象を受けました。も面白いですね。を突き詰めてしまうと、こんな笑える結果になるとは……という意外性が有って、悪くない読了感でした。