あの空を見つけたくて

元ネタがやや古いゲームですので、もし遊んだ経験があるのなら懐かしいと感じるかもしれません。どでかいパンツ出てくる、ブラジャー出てくる、これ、ファンタジー？ファンタジーだよね。ファンタジーの筈……最初に懐かしいと思ってしまったのは、どうなのでしょうね。

作風が異なるといっても、殺伐とした展開は一切なく、全編ギャグ&ほのぼのな内容。そして、いつもとは違いの季節という変わったシチュエーションを味わうことができました。普通と違った面白さをくれます。色んなカップルの色んな方向性のイチャラブを見る事ができます。お勧めですので、ぜひ読まれてみて下さい。特に何も考えずに楽しめる内容です。

また、登場人物たちはどちらかというと今風な感じで、若い人物主体で勉学とは正反対な感じですが、その者たちが活躍していきます。いろいろ笑えましたが、最後の話で少し気になる言葉も……を見るのが好きな人ならこの作品はすごく面白いですよ。深刻と言う程では無いけれど、少し自分の中で思い悩んでいる人に、ちょっとお勧めのお話です。武力によるものであるのに、どこかほんわかとした世界感も残っています。

ギャグ漫画と誤解されてしまいそうな作風ではありますが、その本質は主人公のありがちなダメ人間っぷりに共感性を訴えかけさせた上で、主人公（自分）を反面教師にして欲しいという啓蒙的な側面があるように思えてなりません。このシュールさは、レビューできません。某ゲームの同人誌です。小学、中学のころ、なにをするのが楽しかっただろうか。ファンタジー冒険風な出で立ちのパーティーにフォーカスを当てストーリー仕立てにもなっています。軽快なギャグとトークなどの掛け合いで各小話は進んで行くのですが、ギャグの間に垣間見えるシリアスな部分が見所です。

続編希望の声もあり、本家（？）のリメイクもあるので私も心待ちにしております。