ラバウルの夏☆2

登場人物の設定がいろいろと改変されているらしく、ギャグマンガならこうではないと、といった感じに壊れてる友人がすごくおもしろかった。だから淡白で後腐れなくサッパリして感じるのかも。やり込んだからこその弄る楽しさといいましょうか……「ああ、そうきたか」と思わずニヤリとしてしまう作品です。知らなければ笑えないネタもありますが、基本的には勢いのあるドタバタ劇です。販売されてから年数が経過していることもあり、どこか温かな懐かしさを感じる絵柄にクスッと笑えるギャグ本です。

暇な時にまた読み返したくなる、これはそんな作品です。マンガながらも文献の引用や考証がしっかりしているので、資料性もなかなか高いものに仕上がっていると思います。な作家さんが参加されているようです。ひどすぎて笑えます！この作品は真の意味でデジタルコミックです！そして、いつもとは違いの季節という変わったシチュエーションを味わうことができました。

当時からのファンなら是非買いたい作品。なぜなら、彼氏に激しく迫るシーンがあったので。また、質問コーナーという形で、この作品の入れ込みが充分伝わってくるのも良かったです。どのお話もしっかりとした内容になっており、オチも丁寧についていたから面白かったです。キャラクター個性を良くつかんでいて、キャラクタ―同士の掛け合いが面白く、絵が可愛くて、コマ割りなど、とても見やすく、良い作品だと思います。

メイド服もよくあるミニスカートタイプではなく、ロングスカートタイプでひらひら多めのリボン大きめというところにもこだわりを感じますね。原作を知ってるなら多分爆笑すると思います。絵柄のタッチも細かいところまで丁寧に線をかいているし好感がもてました。が好きな方は楽しめる作品だと思うので是非見てみてください。