DEEP Night ～雪華章 第十一夜 【PREMIUM】

弱点はネタがわかる人がいるかどうかだ！絵の描き方としては、丸めの顔にキラキラした大き目の瞳などキャラクターの雰囲気を上手く捉えています。不思議な感じのするおもしろさに思わず笑い、気がついたらハマってしまっていました。某ゲームをギャグ風に二次創作した本です。

個人的にはネタが一番ツボにきました。お金がないということで、食べ物や服に困っていますが、今回はとりあえず何とかなるので、そこは実際に読んでください。手書きの注釈やセリフ字など、手作り感のある同人誌です。お話はシリアスですが、全体的に細い線で丁寧で、ツヤベタの画法で白黒のメリハリが効いた絵は非常に見易いです。

最近見つけたのですが、すぐにその世界観に圧倒されました。すげーコレ。元ネタは知りませんが、凄く楽しめました。キャラも女子を中心に満遍なく出ているので、原作をご存知なら楽しめるかと。この作者による18禁作品に接して、この作者に興味を感じて購入しました。ネームの間が絶妙なまったり系の風味もあって、これも繰り返し読める再読性を高めてます。

ヒロインが学園を征服しようと企み、いろんな策略を練ったりする話なんですが、その手段が微妙にセコくて終始ほのぼのとした展開。元々、作者様のサイトで公開されている漫画を愛読していました。コメントに困るのですがハッキリ言わせていただくと、内容としては地味ですね。でも、その地味さがすごいいい味を出してると思います。元ネタを知っている人には思わずニヤリとする。そんな中、彼女の方から彼氏に手を振ったり、彼女が所属する生物部の活動に誘ったりと、まさに青春まっさかりなシーンが続く。

内容的にはどちらもそれほど萌えやお色気が前面に出ておらず、読む人を選ばないなという印象でした。そんな魅力のあるキャラクターでした。