下駄と浴衣と夏祭り

全編ギャグなのかなと思いましたが、ところどころシリアスな場面があったのですが、あまり暗いものでもないので読みやすいかったです。高校生の頃のさわやかな懐かしい感覚がよみがえる様でした。もちろん今回も相変わらずなまったり日常ネタを収録。なかなか笑わせていただきましたがいかんせんコラボ部分が短いのが残念なところ……。ギャグのセンスはかなりよく、終始笑いが絶えることはありませんでした。

丁寧に描かれた背景や料理、海外ホームドラマを彷彿とさせるセリフ回し、と先の展開がわかっていても何度となく読み返したくなる作品です。一作目のテンポの速さと、作中での経過時間を考えると二人の関係の進展はややゆっくりに思えます。頭を打つとまるで別人になっちゃってギャップが凄まじいです。最近読んだのですが……いいですね、この作りこまれた世界観と独特の絵柄。色んなカップルの色んな方向性のイチャラブを見る事ができます。

商業誌の頃からファンでした（^^）「は怖くて苦手」と言う人でも、これなら安心ですよ^^イラストもよく細かい部分まで描かれていてよかったです。商業紙でも同人でも、を扱っているものは少ないので、とても貴重なものを見れた気がする。こちらもオマケとは思えない質の高さ。ところどころで微妙に電波なナンセンスギャグが混じりつつ、良くも悪くも普通のオチで終わっており、ニンマリとさせてもらいました。

を知らないと、よく楽しめないかもしれません。だんだんと追い詰められパニックに陥っていく中で気づいたみんなのやさしとあたたかさ……なんというか、人にやさしくしよう、そう思わせてくれる漫画でした。絵が綺麗。ボリュームが凄いので、コスパは最高に良いです。あまりにも好きだから、同人誌を描くくらい大好きな方の作品を見れば、魅力が少しでも分かるかなと購入してみました。