皐月と文月とカレーを作らないと出られない部屋

むしろ只痛いだけである。「痒いところに手が届く」ように、「読者」の求める「ネタ」を全て網羅しているようです。説明も読まず、表紙に惹かれて買ってみたんですが、すごく面白かったです。じつに感動できます。作風さえ合えば、購入して損は無い内容かと思います。

ギャグ漫画と誤解されてしまいそうな作風ではありますが、その本質は主人公のありがちなダメ人間っぷりに共感性を訴えかけさせた上で、主人公（自分）を反面教師にして欲しいという啓蒙的な側面があるように思えてなりません。こちらも好きなら燃える事間違いなし。あやうく、PCにコーヒーを噴きかけるところでした。固定カプのが好きであれば、ハマる事間違いなし。基本ギャグ多めの中に軽いエロ要素がある程度。一場面を切り出したようなイラストも和みました。合間に笑える要素がいくつか含まれていたから、そのおかげで面白いと感じつつ読むことができました。

このサークルの作品を購入するのは今回が初めてでしたが、作画がしっかりしていて好感がもてました。ただ可愛いだけじゃない、常識や偏見、そしてつがいに対する大きな愛が伝わる内容になっています。キャラも女子を中心に満遍なく出ているので、原作をご存知なら楽しめるかと。人の好みによるとは思うけど、満足してます。大変満足しました///次回もぜひ購入させていただきます★

ただし、いくつかのサポート期間や時事テーマなど、既に過去形になった内容が一部ありますので、恒久性には欠けます。主なネタはの特性やその技術的な背景です。何よりキャラが多彩で見ていてすごく楽しい！ツンデレなキャラは珍しく、新たな魅力を発見できるかもしれません。話の内容自体は、わりとよくある内容なんですが、何度読んでもしんみりとして、優しい気分になってしまいます。

キャラの心情がわかりやすいので『あぁ、なるほど』と納得できた作品でした。