あん●タ 桃●中心fine本《姫宮桃●は諦めない。》

きれいで、やさしい絵が心に残ります。偶然見つけた作品ですが、表紙に惹かれて購入。笑えた、笑えました！ある意味一番らしい内容かもしれません。キャラをSD化させることにより、シュールさを際立たせているような印象も受けます。シリアスなショートマンガもありましたが、それもまたよかったです。

でも個人的に読んだ感想としては「こんな逃げ道もあるんだなぁ……」といった印象ですね。どんなに殴られても、蹴られても、ちゃんと主人公は、言葉を伝えています。ボリュームがあるので読み応えもある作品です。スルーしていたのマンガが存在していたこと自体で、この作品は間違いなく「買い」の部類でしょう！果たして、このまま為すすべも無くやられてしまうのか……

前書きと後書きに質問系、全体的にゆるい感じのコメントなど、廃れてしまった文化がぎっしり詰まっていて懐かしくなりました。姫様をヒロインにしたボーイ・ミーツ・ガールの物語。ちょっと切なくなったり、ハッピーになったり、色々と政治的な問題もあったりして、実に読み応えのある作品でした！ギスギスした感じも無くほのぼのとしています。萌え系漫画ではよく見る、下着としての機能を果たしてなさそうな（笑）小さなパンティ「スキャンティ」（ローレグ）へのこだわりを感じます。

そして、全編ギャグなのでこのゲームが世代な人ももちろん、若い人まで楽しめると思います。まず最初にキャラクター紹介なども用意されている点が読みやすくて良かったです。なつかしのファンタジーRPGのパロディ同人誌ですね。ボリュームが凄いので、コスパは最高に良いです。表紙ではボロンと堂々と見せつけてくれておりありがたいですね。内容も知りたかったことが分かって楽しかったです。