人外小噺集

今回は自販機の前で話は進み、飲食物を目の当たりにしながらも買えない無一文を強調する場所設定もニクイですね。それこそがこの作品のテーマ、持ち味です。その昔、おもちゃ屋さんにアニメロボットのプラモデルを買いに行っていた頃、いつも商品陳列棚で異色のオーラを放っていたロボットのパッケージ。読んでみて下さい。取りとめの無い日常が描かれます。最近読んだのですが……いいですね、この作りこまれた世界観と独特の絵柄。

絵的には背景がスッキリしており、シンプルで見やすくストーリーに集中して読める感じです。その理由が結構深い感じで、なかなか印象に残りました。ちょっとしたどんでん返しが序盤にあり、そこからは一気に強引な展開でぐいぐい話が進んでいきます。たぶん原作知らなくてもすごく楽しめると思います。元ネタは知りませんでしたが、ほのぼのとした内容で安心して読むことができました。

もう一つの話があればもっとよかったと思います。……基本的に馬鹿だから、馬鹿なことをやって去っていくだけですけど。考証は確かに相当ぶっ飛ばしてますが……まぁそういう部分はあまり問題ではないでしょう。いろいろ笑えましたが、最後の話で少し気になる言葉も……不思議なゆるキャラが好きな人には相変わらずオススメです！

未だにDVD化されていない名匠の傑作と同じタイトルではあるが、内容のほうはべつに元ネタと関係ない。ただし、皆が思い描くようなとは少し違うかもしれない。海に来た面々ですが、スクール水着に取り憑いた幽霊に勝負を挑まれます。尺が短いですが、安かったので満足♪ギャグ漫画同人誌のデジタル版です。なんというか、全体的に「あたたかい」んですよね。主に踏み付けと足責めで露出はなしです。