コマりマス2ndALBUM

これも一つの純愛であり、ある意味最も幸せなハッピーENDであるのだから。多くの作品の自然な絡みと、オチ要因として強力なガチな人達の存在感。一コマ一コマがとにかく可愛くて……。不思議なゆるキャラが好きな人には相変わらずオススメです！（どっか編集部かゲーム会社行けば、すぐに売れちゃいそうとか思うのに……）

メイド服もよくあるミニスカートタイプではなく、ロングスカートタイプでひらひら多めのリボン大きめというところにもこだわりを感じますね。キャラクター一人ひとりの魅力を描いていたり、説明がじっしりと書いていたりと、原作愛が伝わってくる感じが良いですね。すごくセンスある線で上手いです。医学的な異常は見つからなくても、身体は不調を訴え、身近な人にすら理解されなかったりしつつも、何とか外に出たり先に進もうとする主人公の必死な姿が描かれており、応援したくなります。

これでたくさん客が来るだろうと思ったけど台風だから誰も来ないという寂しいオチも面白かったです。バトル描写もしっかりと描かれており、それでいてそこにギャグも交えるというなんとも見てて面白すぎる作品でしたわw内容もいい感じですしチョイエロがまたいい味をつけているので私としてはオススメできるものです。商業紙でも同人でも、を扱っているものは少ないので、とても貴重なものを見れた気がする。

サラサラの髪やメイド服のフリフリ感など、被写体の質感の描き分けに描き手の情熱を感じました。大変ボリュームがあり、読み応え抜群でしたが、この作品は予想を上回る満足感です。全体的に絵は丁寧です。「鬱」の一文字で距離を置いてしまいそうな方でもお勧めします。登場人物の過去や経歴が複雑だったり、キャラの繋がりが謎だったりして、結構感情移入しちゃってます。

四コマまたはショート漫画がいくつか収録されています。萌え系漫画ではよく見る、下着としての機能を果たしてなさそうな（笑）小さなパンティ「スキャンティ」（ローレグ）へのこだわりを感じます。