RS-06 RAGNAROK StellaR

ただ軽い気持ちで読んでいると最後のシーンでショックを受けると思いますので、何を言われても驚かない心構えで読むと良いかもしれません。ところどころで微妙に電波なナンセンスギャグが混じりつつ、良くも悪くも普通のオチで終わっており、ニンマリとさせてもらいました。

各キャラクターも魅力的に動き回っているのでギャグもより面白く感じることができました。本作に登場する少年は簡単に言えばありきたりな性格。可愛らしく描かれたキャラ同士の生々しくも腹黒い駆け引きが、不気味なくらいリアルに迫ってくるものがあり、その描写に関しては感嘆を禁じ得ませんでした。これぞ正にしたたかでしなやかな外交だと思いました。

エンドではありませんが、終わり方がよくいい作品だと感じました。内容がとても幅広くなってます。コミカルなタッチで、軽快なテンポでストーリーが進んで行くので読みやすかったです。これ結構貴重な雰囲気だと思いますので気になる方はぜひ。どのキャラに傾倒するかは読者の自由ってね。作家さんのセンスのよさがわかります。

出てくる宇宙人もとぼけた感じだけど、なかなか油断のならない存在でした。なんとなく依存に汚染された恋愛といった気がしました。オンリーの私の「魂」に「ピン」ときた唯一の作品です。ただ、主人公の扱いがひどすぎます！楽しそうな歌。それが精神疾患のつらいところである。アニメでみたら、さらに燃えるんでしょうね。お店の情報なども記載されているので、観光や街歩きをするにも、最適だと思いました。

見たことがある！まず、特筆すべき点は、キャラクターたちの表情。いや……これは面白いですね。そういえばこの漫画は登場人物の内面が見えにくいかもしれないですね。とはこういう物語だったんだな……と謎が解けた気分でした。