TiAmo

これだけの熱量とセンスとキレを持った本はそうそうないです。主人公も幼馴染もかわいすぎます。子供って、こんなトコあるよな〜、こんな暴言言いそうだな〜と共感しながら、何やらおかしい四コマに笑ってしまいました。その「パロディ」、面白くない訳が無い。

人間の言葉で会話してくれるのシリーズですね。雰囲気のある絵でしかもちゃんと描きこみしてあるので安心して読めます。作画面ではいつものように白黒がクッキリついた絵で見やすく、スラスラとあっという間に読み終えました。横読みのスタイルが非常にあった作品だ。物語は、それを淡々と描いているが、そこにはしっかりと少年少女のひとつの青春が垣間見える気がした。

読んでて凄く元気になれるというか凄く笑わせてくれるシーンがあって良き良きでございました（*ω*）ただし、更に面白くなるのは、4コマ形式になった後半で、こちらでは数ページ止まりです。なんといっても、最大の魅力は絵柄。不良少年とは言っても髪を染めて煙草を吸う程度のもので、一人でいるのを好む、そして委員長のパンツには赤面しちゃう可愛らしい一面もある普通の高校生ですので感情移入し易いと思います。

個人的好みで言うとイラストの絵柄が最高。個人的にはがツボかも……。キャラクターたちの掛け合いが面白く、てんぽもの良さも相まってとても読みやすくて良いです。文章力も語彙もあまりないので、上手く表現できませんがオススメです。けっこう細かい伏線のようなものも張られていて、続編で生かされてくるのかなと思うと楽しみですね。

9割程度が漫画となっており、ボリュームもあります。人情話が好きな人は、読んで損はないと思います。相変わらず、キャラの肉体美がすごく好きな作品でこのシリーズは全て鑑賞しています。