あに☆これ劇場版

タイトルとは違い、シーンはありませんでした。原作は美男美女のキャラが出て来るお話なのですが、こちらではコミカルでギャグタッチにデフォルメされていてとても可愛いです。とストーリーを楽しめる作品。あの下腹部は良いと思う。どのお話もしっかりとした内容になっており、オチも丁寧についていたから面白かったです。

しかし、それでも面白さになんら劣ることはないいと確信しています。画力があり女の子は可愛いですが、全体的に素朴で目に心地いい絵柄ですね。全編通して大体がほのぼのな感じで、たまにちょっとシリアスというような構成です。マジ惚れる……！ところどころで微妙に電波なナンセンスギャグが混じりつつ、良くも悪くも普通のオチで終わっており、ニンマリとさせてもらいました。

読み終えたあとも心に余韻が残って、不思議な感じ。眼鏡をかけ、三つ編みにした長い髪、おまけに大きなおっぱい性格はドジっ子でちょっと間の抜けたところがあるようです。キャラをSD化させることにより、シュールさを際立たせているような印象も受けます。イラストもよく細かい部分まで描かれていてよかったです。

あの時の思い出が蘇ってきて、とても楽しくて笑えるギャグ本でした。でも、短いなりに良くまとまって、オチもウィットが効いてます。その少女の記憶が飛んで、時系列を少し巻き戻す形で本編が始まります。を素材にして、ここまでエロくてうまいのは、ほとんど見たことがありません。特にこれだけは負けないポイントという質問で短期仕上げと答えられているところは、思わず口元がほころびました。

何かを差し置いてでも、とは言わないけれど、たまにはちょっと、エロ以外の違うところにお金を使ってみたいかなと思ったときなどに、実際に目にしてみたらどうかなあ、なんて思う。いずれは収録ストーリー全編の、漫画等の映像化を期待したくなる。