地上の因幡と月の姫

読んでみて下さい。この作品は雰囲気を最大限に生かしたストーリーであり、大人気ヒロインである恋の魅力を余すことなく描いた逸品でした。原作を知らなくても最初の方でキャラクターの顔・名称・性格など説明されているのでとっつきやすいかと思います。原作にそういう描写があれば申し訳ないのですがイメージとは違ってて1番のギャグ要素でしたw

二人が結ばれて幸せでと言う結末が好きな人には、決して向かない。このサークルの作品を購入するのは今回が初めてでしたが、作画がしっかりしていて好感がもてました。丁寧に描かれた背景や料理、海外ホームドラマを彷彿とさせるセリフ回し、と先の展開がわかっていても何度となく読み返したくなる作品です。お金がないということで、食べ物や服に困っていますが、今回はとりあえず何とかなるので、そこは実際に読んでください。

続きが気になって気になって仕方ないです！とにかく、読んで見て下さい。まず、特筆すべき点は、キャラクターたちの表情。単なるエロだけを求めてる人にはただの微エロの漫画ですが系が好きな人には結構楽しめる内容。また、原作が好きな人には大変お勧めである。そのためサクサク読み進めていけました。

好きなら価格も手頃ですし購入してみてはいかがでしょうか。今作では上記の告白に見られるように「鬱」に重点を置いた結果と言えるでしょう。その少女の記憶が飛んで、時系列を少し巻き戻す形で本編が始まります。ギャグとファンタジーとバトルの融合って感じの漫画とくに、4コマの横にキャラクターの全身絵が載っていて、必見です。

ただ軽い気持ちで読んでいると最後のシーンでショックを受けると思いますので、何を言われても驚かない心構えで読むと良いかもしれません。ストーリーパートも優しい雰囲気のお話でとても癒され、作者の原作愛を深く感じることができました。当初の目的である戦への参戦はまだまだ遠いようですが、このままあちこち寄り道しちゃってもいいんじゃね？って思わせます。