まいにちエオルゼア!

戦闘時も、メリ、ハリがきちんとしていて、何が起こっているか分からない、無駄な迫力だけの戦闘シーンにはなっておらず、きちんと、読者が戦闘の流れに付いて行け、それでも迫力を保った作りとなっています。当初の目的である戦への参戦はまだまだ遠いようですが、このままあちこち寄り道しちゃってもいいんじゃね？って思わせます。その他にもギャグあり4コマありと作家の個性が光って面白いものばかりでした。合間に四コマ漫画もあり、全体的にほのぼのとした緩い日常を描いているので、まったり読めるのも良いです。

一部の隊員が変態はいってて暴走しているところがある意味見所でもあります。原作通りに、ギャグあり、シリアスありと、読み応えバッチリでしたね。かわいいと言っても、狙ったかわいさではなく何となく不思議なかわいさがあります。物語は、それを淡々と描いているが、そこにはしっかりと少年少女のひとつの青春が垣間見える気がした。

少女は冷淡に振る舞うことで良心の呵責を打ち消そうとしますが、路傍の花に向けていた優しい眼差しを指摘されてますます決意が揺らぐことに。特に理由はなく、ただただ面白い中身で、主人公はいろいろなところに行って、皆に笑顔で迎えられ楽しい気分にさせてくれる作品ですね。絵柄のタッチも細かいところまで丁寧に線をかいているし好感がもてました。友達のPSP画面を見せてもらうくらいでゲームは未プレイの筆者ですが、何気なくバックコーラスを口ずさむようになっていました。

ギャグっぽい百合が好きな人や新たなカップリングを模索している人はいかかでしょうか。原作を観た方なら特におすすめでしょう。その少女の記憶が飛んで、時系列を少し巻き戻す形で本編が始まります。商業紙でも同人でも、を扱っているものは少ないので、とても貴重なものを見れた気がする。こういう世の中だからこそ笑顔のよさが伝わります。そんな感覚が好きな人へ。