あんとらいど6

この作者による18禁作品に接して、この作者に興味を感じて購入しました。全体的に好きな人にとってはとても気に入りやすい作品ではないかと思います。とストーリーを楽しめる作品。元ネタは知りませんが、凄く楽しめました。カラミ等は一切ありません。話は主人公の内面をメインに追っていき、ラストで大きな変化が起きる構成です。

販売されてから年数が経過していることもあり、どこか温かな懐かしさを感じる絵柄にクスッと笑えるギャグ本です。登場キャラクターも有名所ばかりなので、元作品を詳しく知らなくても十分面白いと思いますし、同人誌初心者向けとしてもいいように感じます。原作についてはタイトルだけ知ってるくらいですが、絵柄もキャラクターも可愛いので見てるだけで楽しめる内容でしたね。

そしてあとがき……！原作知らなくても充分笑えます。丁寧な書き込みが、物語の文章で語らず部分についても、空気感のようなものをかもし出し、すんなりと物語にはいっていくことができます。後のお楽しみということでしょうか。この同人誌は相当にコアなネタが満載で、古くからPCを扱ってきた人ほど笑えるというか、頷けるネタの宝庫です。

どれも明るくて生き生きとしたキャラクターばかりなので、ちょっとしたひと時に読みんでみては如何でしょうか。エロはないです。好きの人なら、受け入れられると思います。少女は冷淡に振る舞うことで良心の呵責を打ち消そうとしますが、路傍の花に向けていた優しい眼差しを指摘されてますます決意が揺らぐことに。イラストもよく細かい部分まで描かれていてよかったです。

未だにDVD化されていない名匠の傑作と同じタイトルではあるが、内容のほうはべつに元ネタと関係ない。相変わらずキャラが可愛くて、短編といえどストーリーの起承転結もしっかりしていて楽しめました。