ぱんつ☆あほーDX5

のいい所が凝縮されたような、そんな素晴らしい作品でした。あまりと言えばあまりの展開に腹が捩れました……昔懐かしののパロディギャグマンガとのことですね。自分は元ネタを知らないのですが、普通にギャグマンガとして十分に楽しむことができました。作者さんのコメントでは苦労されたようですが、その甲斐はちゃんとあったように思えます。

その後は主人公にデレて頻繁に彼に会いに来たり、主人公に寄りかかって唐突に眠ってみたりと段々と行動がエロくなっていくのが良かったです。次回にも楽しみです。苦戦は確実です。しかしそれでも評価が低くならないのは、作品そのものの価値のためだろう。これ結構貴重な雰囲気だと思いますので気になる方はぜひ。ちょっと切なくなったり、ハッピーになったり、色々と政治的な問題もあったりして、実に読み応えのある作品でした！

考証は確かに相当ぶっ飛ばしてますが……まぁそういう部分はあまり問題ではないでしょう。セリフ付き絵本のような形で読み進んでいく作品で風景、特に空が非常に印象的な作品です。上述のように解釈させていただきますと、作者様は執筆当時、自分を取り巻く環境や社会そのものに多大なストレスを覚えていたのかもしれませんね。このシリーズに出てくる登場人物は、皆、逞しすぎて。

「鬱」の名を冠する作品としてあるべき姿なのかもしれません。予算に余裕があるかたは、ぜひ合わせ買いもどうぞ。絵柄も少し少女マンガ的でかわいい感じかな？絵柄も雰囲気も良いので今度はもう少し長い話が読みたいと思いました。とにかく、読んで見て下さい。かなり前のを元にしているので、懐かしさを感じながら読めてとても良かったです。

どでかいパンツ出てくる、ブラジャー出てくる、これ、ファンタジー？ファンタジーだよね。ファンタジーの筈……あのシリーズが好きだった方なら、すんなり受け入れられると思います。