ほっぽちゃんの日常9

そんな中、彼女の方から彼氏に手を振ったり、彼女が所属する生物部の活動に誘ったりと、まさに青春まっさかりなシーンが続く。特に理由はなく、ただただ面白い中身で、主人公はいろいろなところに行って、皆に笑顔で迎えられ楽しい気分にさせてくれる作品ですね。

行動も言葉使いもこの雰囲気と設定に合わせた物ですから、作品の全てが一つに感じます。ギャグとコメディー要素が多めとの事ですが、が好きな方なら楽しめると思います。キャラクターへの愛がある、を通り越してる気がします。元ネタは知っているのですが、所々忘れていた事もあり、この作品を読んで思い出しながら懐かしさも感じましたね。完全なギャグ漫画で読んでいると思わず噴出すようなシーンが何個もありました。

自分自身はただ単に「可愛いなー」くらいの意識しかなかったのですが、この本ではかなり熱く・濃く解説されていて今までより更に好きになりました。不安ならば、それこそ言葉に出さないと、いけなかったのに……合間に四コマ漫画もあり、全体的にほのぼのとした緩い日常を描いているので、まったり読めるのも良いです。あのシリーズが好きだった方なら、すんなり受け入れられると思います。だから淡白で後腐れなくサッパリして感じるのかも。

写植ではなく、セリフの文字が手書きのお話もあり、これはこれで味があるものだと再認識しました。今作では上記の告白に見られるように「鬱」に重点を置いた結果と言えるでしょう。大変ボリュームがあり、読み応え抜群でしたが、この作品は予想を上回る満足感です。とストーリーを楽しめる作品。読み終えたばかりですが、次が待ち遠しくてたまりません！日常のほんわかとした感じが伝わってくるです。

そのキャラクターの性格がよく出ていると思います。その心意気がメイドさん好きなんだなぁとほっこりしました！