ほっぽちゃんの日常5

なんというか、全体的に「あたたかい」んですよね。ビルのスキマから見える空、青い空折り重なった雲に、沈む太陽の光が照らす都会の空が見せるどこか寂しげで綺麗な夕焼け。好きな人であれば外れは無いと思います。とくに、4コマの横にキャラクターの全身絵が載っていて、必見です。

前書き挨拶や、後書き挨拶もびっしり書き込まれており、古き良き時代の同人誌そのままのテイストが感じられました。あの下腹部は良いと思う。ただ軽い気持ちで読んでいると最後のシーンでショックを受けると思いますので、何を言われても驚かない心構えで読むと良いかもしれません。最高。続編があればきっとこんな流れになったのかと思わせる程にストーリー、絵共に無理が無くボリュームもたっぷり！

18禁作品ではありませんが、かなりのクオリティ高い作画で鑑賞用として楽しませていただきました。それが精神疾患のつらいところである。絵も丁寧に書かれているので、読んでいて楽しいと思います。シリアス有となっていますがコミカルなテイストが強い印象を受けました。意外に馴染む者や性格の合わないコンビなどがあり、見ていて面白いです。キャラクターの特徴がよくとらえられていて、さらにギャグ仕立てと来れば、このコンボは最強でしょう。

の、どこか白くぼやけた空気がたっぷりと詰まった作品でした。技もしっかり描けていて、ストーリー自体も楽しめる。不思議な感じのするおもしろさに思わず笑い、気がついたらハマってしまっていました。昔懐かしののパロディギャグマンガとのことですね。ところどころに出てくるちっちゃい妖精（？）が可愛いです。全体としては軽いノリで読みやすさ重視なのですが、それぞれのキャラの造型、掘り下げは深く、人情物としてうまくまとまっています。