マメプリ伝説

それが精神疾患のつらいところである。血を見ると卒倒するのでいつもは事なきを得ているものの、今回は意識を取り戻した後に色っぽい悪女キャラに変貌。家庭的で優しい女の子。いつも通りこのサークルさんのスタイルで、萌えやお色気はほとんど感じず徹頭徹尾ギャグで読めます。

読み終えたばかりですが、次が待ち遠しくてたまりません！伏線いっぱいなので、アレはどういうコトだろう……？コレはどうなってるんだろう……？と謎解きを（解けませんけどwwww）しながら読めるのが醍醐味のひとつでもあるかな。元のゲームは全く知らなかったのですが、作品の冒頭で登場人物の紹介ページがありますので、特に問題はなかったですね。

ギャグの内容も、あるある、そうだよねそう思うよねっ！元ネタを知っている人には思わずニヤリとする。どのキャラに傾倒するかは読者の自由ってね。パロなどで一番気になる要素が、攻受だと思います。いやあ、懐かしかったです。ハードの関係でまだ、プレイしてません。「痒いところに手が届く」ように、「読者」の求める「ネタ」を全て網羅しているようです。

あと、即堕ちなので過程はありません。続編を書いてくれないかなぁ……ちょっぴり百合が入っている場面もいくつか見受けられますが……「健全」なので、そこまで濃厚な描写はありません（笑）昔買ったゲームの同人誌です！自分自身はただ単に「可愛いなー」くらいの意識しかなかったのですが、この本ではかなり熱く・濃く解説されていて今までより更に好きになりました。

ただし、いくつかのサポート期間や時事テーマなど、既に過去形になった内容が一部ありますので、恒久性には欠けます。その根性なしに愛想をつかしつつも、頑張って支えているヒロイン。このラノベ作品にはエロは求められないという方にオススメ。