末松とお兄さん

そんな中、彼女の方から彼氏に手を振ったり、彼女が所属する生物部の活動に誘ったりと、まさに青春まっさかりなシーンが続く。ですが、少々のネタばれも含んでいると思います。内容も知りたかったことが分かって楽しかったです。ギャグ展開ばかりなので、元の作品を知らなくても十分楽しめるものになっていると思います。

こういう類の弱さをもった人は過剰に軽率な振る舞いや言動をして、本来とは異なる自分を演じたり、極端に内向的になったり、それが他人には不快な印象を与えることが多々あります。軽快なギャグとトークなどの掛け合いで各小話は進んで行くのですが、ギャグの間に垣間見えるシリアスな部分が見所です。内容は前半がキャラクターの顔見せで、後半がメインになっています。内容や演出も、萌え方面に偏りすぎていないのが個人的には◎でした。

バトル描写もしっかりと描かれており、それでいてそこにギャグも交えるというなんとも見てて面白すぎる作品でしたわw非常に「楽しい」作品です。しかしそこが彼の魅力。ストーリーパートも優しい雰囲気のお話でとても癒され、作者の原作愛を深く感じることができました。おかげで全体の暗さが薄らぎ読みやすい印象があります。個人的にはがツボかも……。とにかく切ない！相手の女の子もまたさまざまな魅力を持った娘達で見ていてワクワクします。

ですが、私はこのを知らなく絵柄が気に入って買ったのですが、それでも充分楽しく読めました。危うく18禁の世界に足を踏み入れかけたところで我に返って平謝り。知ってる人はもちろん、知らない人も面白く読めると思います。じわじわとストーリーが進行していってます。考証は確かに相当ぶっ飛ばしてますが……まぁそういう部分はあまり問題ではないでしょう。

キャラクターへの愛がある、を通り越してる気がします。不思議なゆるキャラが好きな人には相変わらずオススメです！かくいう私も最高をつけさせていただきました。