FFXI漆第三話～追憶の白回廊～

ただ、メイド服がかわいくアレンジされたものなので、ごく一般的なメイド服が好きという方にはあわないかもです。物語が益々盛り上がってきた感じで続きがどうなるか楽しみです。紙媒体は絶版なので入手方法はこの電子媒体のみとなっています。電子マネーの残高が余ってて何か安くて面白そうな漫画とかはないかと探してたところ、たまたまこのシリーズが目に付いたので買ってみた次第です。

単純に読んでいて面白い、そういう基本に忠実な作品を出せることは結局は作者の力量次第であるため、これほど素晴らしい作品に出会えたことに本当に嬉しい限りです。な作家さんが参加されているようです。ゆるーい人たちによるゆるーい人情です。全体的に絵は丁寧です。ビール好きとギャンブル好きに堪らないあの話です。良い作品をありがとうです！これがだいぶ前の絵だとは思えません！このヒロインは病気だが、きっと自分の力でしあわせを掴んでいるのだと思った。

戦闘時も、メリ、ハリがきちんとしていて、何が起こっているか分からない、無駄な迫力だけの戦闘シーンにはなっておらず、きちんと、読者が戦闘の流れに付いて行け、それでも迫力を保った作りとなっています。漫画から小説、セリフなしの雰囲気漫画など、色々な持ち味の作品がふんだんに詰め込まれた同人誌です。頭を打つとまるで別人になっちゃってギャップが凄まじいです。女の子同士でいちゃつくだけが百合ではないと教えてくれた作品でした。じつに感動できます。

現代社会の闇の部分というかムリがたたった部分がモチーフのため、多くの人に読んでもらえれば社会全体としての理解も深まるのではないかと思います。ストーリーパートも優しい雰囲気のお話でとても癒され、作者の原作愛を深く感じることができました。四コマ漫画も収録されており、キャラクターたちのユルい日常が展開されて楽しかったです。そしてあとがき……！でも気になって、読んでみた。最初に懐かしいと思ってしまったのは、どうなのでしょうね。