ねぇ、きいてきいて！

その後、勇者が目覚めた直後に大型モンスターのドラゴンが出てきます。単なるエロだけを求めてる人にはただの微エロの漫画ですが系が好きな人には結構楽しめる内容。という訳ではないですが、内容的にそれに近いものがあります。某ゲームをギャグ風に二次創作した本です。絵は、綺麗に纏まっていますし、話もゲームの流れから納得できる作品だった。

特に青い空の絵がものすごく綺麗で、少し泣いてしまいました。本作はという心の闇を、上手くストーリーに織り込んでいるように思う。最後のオチを含めて面白く、予定調和好きにオススメできます。ギャグがぎっしりと詰め込まれています。ただし、Hは期待しないように。安価での世界観を堪能できる作品です。作画面ではいつものように白黒がクッキリついた絵で見やすく、スラスラとあっという間に読み終えました。

コメントに困るのですがハッキリ言わせていただくと、内容としては地味ですね。でも、その地味さがすごいいい味を出してると思います。そんなにかっこよく歌ってないのも、馬鹿っぽい内容に合致してプラスです。ゴチャゴチャしてないし、何描いてるか判別しにくいような描き方をされない作家さんですし、じっくりと読み進めていける漫画ですね。絵本や童画のフィールドでも活躍した往年の名イラストレーターたちを彷彿させる垢抜けた画風に驚きました。

真っ暗からだんだんと明るくなる、かっこよく、シリアス・バイオレンス・フェチ・コスチューム、そして個性的な絵柄のとても良い漫画です。販売されてから年数が経過していることもあり、どこか温かな懐かしさを感じる絵柄にクスッと笑えるギャグ本です。その他にもギャグあり4コマありと作家の個性が光って面白いものばかりでした。他のキャラもイイ感じにコワレています（*^_^*）