繁みに咲ける姫百合の　最終話「それぞれの姫百合」

というのはマイナーですし、好き嫌いが分かれるジャンルだけど、見ておいて損は無い作品です。ヒロインがほんわかした雰囲気のしゃべり方で、胸キュンってなれます。すわ過失傷害かと思いきや、男性は立ち上がり、元気はつらつで去っていきます。手書きの部分が見えるからこそ、手作り感があり、作品に対する愛が感じられます。

いやあ、懐かしかったです。元ネタのキャラクターを理解していればクスッと来るようなネタが随所に仕込まれています。そのネタは卑怯すぎです。オチもクスリと笑えます。お手軽に購入できるマンガ作品としては、とても読みやすく笑わせてもらいました。眼鏡をかけ、三つ編みにした長い髪、おまけに大きなおっぱい性格はドジっ子でちょっと間の抜けたところがあるようです。

かわいいと言っても、狙ったかわいさではなく何となく不思議なかわいさがあります。数ある物の一作品ですが、この作品のウリはいい意味でクセの無い美麗な絵柄でしょう。少女は冷淡に振る舞うことで良心の呵責を打ち消そうとしますが、路傍の花に向けていた優しい眼差しを指摘されてますます決意が揺らぐことに。それでも見て欲しい。ムラムラする！

コミカルなタッチで、軽快なテンポでストーリーが進んで行くので読みやすかったです。この作者による18禁作品に接して、この作者に興味を感じて購入しました。伏線いっぱいなので、アレはどういうコトだろう……？コレはどうなってるんだろう……？と謎解きを（解けませんけどwwww）しながら読めるのが醍醐味のひとつでもあるかな。じわじわとストーリーが進行していってます。

と銘打ってはありますが、適当には見えない、しっかりした内容だと思いました。と言うジャンルが気になる人にも是非見て欲しい感動のラブストーリーである。