カルけん!!『10月から12月』

軽快なギャグとトークなどの掛け合いで各小話は進んで行くのですが、ギャグの間に垣間見えるシリアスな部分が見所です。表紙がパッと見でかわいかったので、セール中ということもあったのでササッと買いました。18禁作品ではありませんが、かなりのクオリティ高い作画で鑑賞用として楽しませていただきました。こちらの漫画でも描かれておりますが、熱い！子供って、こんなトコあるよな〜、こんな暴言言いそうだな〜と共感しながら、何やらおかしい四コマに笑ってしまいました。

絵柄も加わって最初から最後までほのぼのとしており、誰でも楽しく読めると思います。このサークルの作品を購入するのは今回が初めてでしたが、作画がしっかりしていて好感がもてました。あのキャラ達が、可愛くなって登場します。言いたい！いきなり強くなろうとしても、詰め込み系の修行はかえって上手くいかないということが分かる内容となっています。

それはともかく、絵に惚れた人は即！買いだと思います（ほんとに）。キャラは筋肉質ですが、ムキムキってわけでは有りません。何気なく手に取った本が、とてもわくわくする内容だった感覚に似ています。そのシリアスな部分も、決して暗いものではなく、むしろ清々しく、何とも爽やかなものです。その心意気がメイドさん好きなんだなぁとほっこりしました！

どうやら彼女は普通の女子高生で、現代の日本からこの世界にやってきたようです。当時のほんわかとした自由な合同誌のノリを感じ取ることができます。また、原作が好きな人には大変お勧めである。続編も買うと思います。個人的には、全体としてとても気に入っています。突っ走る展開です。ボリュームがあるので読み応えもある作品です。しかし、それでも面白さになんら劣ることはないいと確信しています。