The witchdoll of alice

原作は美男美女のキャラが出て来るお話なのですが、こちらではコミカルでギャグタッチにデフォルメされていてとても可愛いです。何より作者さんのに対する愛情を強く感じる作品ですね。数ある物の一作品ですが、この作品のウリはいい意味でクセの無い美麗な絵柄でしょう。

原作単行本と同じシチュエーションでありながら、おもしろおかしく遊んでおり、アニメだけよりも原作単行本も読まれていた方はより楽しめる要素が含まれております。実に切ない！タイトルのとおり、店舗別に趣向が異なる、ウエイトレスさんの制服を、解説した書籍となっています。購入に反省も後悔もしてない！ネームの間が絶妙なまったり系の風味もあって、これも繰り返し読める再読性を高めてます。気軽に楽しく勉強出来ました。

メイド服の描き方が漫画というより一枚絵レベルのクオリティだったので、本当にメイド服が好きなのだという意思をひしひしと感じる作品でした。いいなあ、ほのぼの。原作知らなくても充分笑えます。お話はシリアスですが、全体的に細い線で丁寧で、ツヤベタの画法で白黒のメリハリが効いた絵は非常に見易いです。コスチュームカフェでメイド服を着てバイトする女の子の話が好きでした。続きモノが好きなのでワクワク☆ドキドキしながら楽しませて頂いてます。

医学的な異常は見つからなくても、身体は不調を訴え、身近な人にすら理解されなかったりしつつも、何とか外に出たり先に進もうとする主人公の必死な姿が描かれており、応援したくなります。内容や演出も、萌え方面に偏りすぎていないのが個人的には◎でした。エンドではありませんが、終わり方がよくいい作品だと感じました。ビルのスキマから見える空、青い空折り重なった雲に、沈む太陽の光が照らす都会の空が見せるどこか寂しげで綺麗な夕焼け。

に思い入れがある人なら絶対勝った方がいいです。風の音が聞こえてきそうなラストシーン。キャラクター一人ひとりの魅力を描いていたり、説明がじっしりと書いていたりと、原作愛が伝わってくる感じが良いですね。