本の虫

「鬱」の一文字で距離を置いてしまいそうな方でもお勧めします。他のキャラクターはあまり出てこないので、純粋にこのキャラクターが好きなら買って損はないと思います。知らなければ笑えないネタもありますが、基本的には勢いのあるドタバタ劇です。血の気の多い人格になったり、ミステリアスな人格に変化したりします。作家さんのコメントが読めるのも楽しみのひとつです。

今までは走りのほか、登場キャラクターの顔と車見せもメインに描いてありましたが、今回は物語がいよいよ動き出した感じです。キャラーがその話にぴったりで、明るくていい人達です。個人的好みで言うとイラストの絵柄が最高。あえて言うならば、カラーの表紙を入れてほしかったかなぁ〜……といった程度です^^萌えとギャグを一緒に楽しめます。おもしろさと、かわいさが、ほんわかと混ざりあってやさしく包んでくれるようです。

どうやら彼女は普通の女子高生で、現代の日本からこの世界にやってきたようです。絵はもちろんアレなのだが、内容に爽快感がある。その他にもギャグあり4コマありと作家の個性が光って面白いものばかりでした。切ないほどの恋物語が見たい人。お値段がリーズナブルで嬉しかった。話が進むにつれ、主人公の異能っぷりがだんだんと目だってくる所も見逃せません。

ギャグがぎっしりと詰め込まれています。この作品は一見の価値有りです！面白いのが、登場人物の名前がいっさい登場せず、目的や価値観だけを一人歩きさせて物語を展開する手法ですね。家庭的で優しい女の子。女の子たちのドレスのデザインの豊富さがわくわくするのです。面白いキャラが登場し、現地の言葉、当時の言葉を交えつつ解説・進行してくれるので、分かりやすく頭に入ってきました。