TOUHOU　SIE☆STA

このサークルの二次創作本を何冊か手に取った事がありますが、まさかオリジナルの作品までもこんなにクオリティが高いのは本当に凄いと思います。現代社会の闇の部分というかムリがたたった部分がモチーフのため、多くの人に読んでもらえれば社会全体としての理解も深まるのではないかと思います。どうやら彼女は普通の女子高生で、現代の日本からこの世界にやってきたようです。ちくしょう、俺も好きだぜ！

他にも短めのゆるっとしたショート漫画や4コマが収録されててどれも楽しく読ませていただきました。を懐かしみたい方にもおススメですね。だんだんと追い詰められパニックに陥っていく中で気づいたみんなのやさしとあたたかさ……なんというか、人にやさしくしよう、そう思わせてくれる漫画でした。セックスのシーンはまったくありませんが、肉体をぶつけ合う女性たちの姿はかなり扇情的です。

戦闘時も、メリ、ハリがきちんとしていて、何が起こっているか分からない、無駄な迫力だけの戦闘シーンにはなっておらず、きちんと、読者が戦闘の流れに付いて行け、それでも迫力を保った作りとなっています。その昔、おもちゃ屋さんにアニメロボットのプラモデルを買いに行っていた頃、いつも商品陳列棚で異色のオーラを放っていたロボットのパッケージ。ギャグ風の同人誌になっていますので、元ネタについて知らなくても問題ありません。単なるエロだけを求めてる人にはただの微エロの漫画ですが系が好きな人には結構楽しめる内容。

サンプルでも分かるとおり、丁寧で美麗な背景が、作品の出来栄えに華を添えています。果たして、このまま為すすべも無くやられてしまうのか……原作知らなくても充分笑えます。作者さん的のもう少し下ネタ入るかと思いたましたが、そういったのも少なかったのですが純粋にネタの面白さがありました。一部、どうしてもを知らないと理解しきれない部分もあります。