夢ときどき雨のち恋(後編1)

伏線が非常に多く、一気にのめりこみました。なんとです！元ネタのキャラクターを理解していればクスッと来るようなネタが随所に仕込まれています。でも、久しぶりにジーンとくる作品を読んで心が洗われるようでした♪そのキャラクターの性格がよく出ていると思います。

寡聞にして知らなかったのですが、鬱デレ……世界は広い。原作知らなくても充分笑えます。やわらかい語り加減が特徴の作品だと、どうしても文やコマを削り、キャラの動きが秩序だってしまい、わざとらしくなりがちだが、この作品は違う。すわ過失傷害かと思いきや、男性は立ち上がり、元気はつらつで去っていきます。

ページをめくりながら懐かしいなーと思いながら昔のことを思い出しました。主なネタはの特性やその技術的な背景です。「鬱」の名を冠する作品としてあるべき姿なのかもしれません。少し古風な感じで、懐かしい気持ちになりました。9割程度が漫画となっており、ボリュームもあります。萌え文化としてのメイド服がこんなに前から愛され続けているんだなぁと発売日を見て改めて感じましたw

人気原作に便乗しない原作無しのオリジナル作品も中々侮れませんね。大満足です。全体的にギャグ分が強めですが、主人公の女の子がかわいく、また変貌振りがすごいので見ていて飽きません。絵柄のタッチも細かいところまで丁寧に線をかいているし好感がもてました。……次回作、本当に出ないかなぁ。タイトルとは違い、シーンはありませんでした。

もう良いけど……涙（笑いの）髪飾りなど細部もしっかり描かれておりクオリティも高く、作品としてはコストパフォーマンスの優れた作品といえます。