トラP(7)

偶然見つけた作品ですが、表紙に惹かれて購入。面白すぎてあっという間に読み終わってしまいました！内容や演出も、萌え方面に偏りすぎていないのが個人的には◎でした。考証は確かに相当ぶっ飛ばしてますが……まぁそういう部分はあまり問題ではないでしょう。ほのぼの系のかわいい話なんですが2ページしか無いため、内容不足な感が否めません。

低価格にもかかわらず、ページ数がめちゃくちゃあります。みんなの心に暗い影を落としてしまう。よく分からないけれど、が大好きという方。特に理由はなく、ただただ面白い中身で、主人公はいろいろなところに行って、皆に笑顔で迎えられ楽しい気分にさせてくれる作品ですね。しかし、どちらかというとストーリーよりもアクションを楽しむ作品なので、問題はないだろう。

気が向いたときに思い出したように見る程度でも楽しめる、お得な一品。軽快なギャグとトークなどの掛け合いで各小話は進んで行くのですが、ギャグの間に垣間見えるシリアスな部分が見所です。前書き挨拶や、後書き挨拶もびっしり書き込まれており、古き良き時代の同人誌そのままのテイストが感じられました。伏線いっぱいなので、アレはどういうコトだろう……？コレはどうなってるんだろう……？と謎解きを（解けませんけどwwww）しながら読めるのが醍醐味のひとつでもあるかな。

オススメは力いっぱいはしないが、たまに毛色の違った漫画を読んでみたい人はどうぞ。とにかく切ない！まだこの物語を読んだ事が無い方は、先ず作者様HPのわさび抜きを読む事をおすすめ致します。これだけの熱量とセンスとキレを持った本はそうそうないです。好きならぜひお試しを！もう一つの話があればもっとよかったと思います。