愛し君へ

命を懸けて戦うのにちょくちょく会ったり奇妙な関係の二人。続編があればきっとこんな流れになったのかと思わせる程にストーリー、絵共に無理が無くボリュームもたっぷり！見て損は絶対無い作品だと思います。ただ、主人公の扱いがひどすぎます！だからこそのこの本だ！

その姿勢が彼女が鬱キャラでありながら、忌避感を感じない理由かもしれません。主人公とヒロインの出会いから恋愛関係の芽生えまでが、今作で描かれている内容です。次回にも楽しみです。姫様をヒロインにしたボーイ・ミーツ・ガールの物語。これも一つの純愛であり、ある意味最も幸せなハッピーENDであるのだから。今度もいろんな世界で悲惨に大暴れだ！

軽快なギャグとトークなどの掛け合いで各小話は進んで行くのですが、ギャグの間に垣間見えるシリアスな部分が見所です。の響きに惹かれる方々、オススメです。これ結構貴重な雰囲気だと思いますので気になる方はぜひ。ひょっとしたら、彼氏に「依存」することで精神の安定を保っているのかもしれませんし、作外では懊悩しているのかもしれません。特にすることもなくマッタリ、ほのぼのなギャグマンガなので多くの人が楽しめるかと思います。

どでかいパンツ出てくる、ブラジャー出てくる、これ、ファンタジー？ファンタジーだよね。ファンタジーの筈……楽しそうな歌。ぜひ買ってみてください。そしてあとがき……！コメントに困るのですがハッキリ言わせていただくと、内容としては地味ですね。でも、その地味さがすごいいい味を出してると思います。古い作品ですが絵柄と主人公の目つきの悪さにひかれて購入。

表紙ではボロンと堂々と見せつけてくれておりありがたいですね。ちょっと切なくなったり、ハッピーになったり、色々と政治的な問題もあったりして、実に読み応えのある作品でした！ファンのファンによるファンの為の作品です。