Round About Midnight vol.5-6

ほのぼのがお好きな方は是非。発売時期が少し古いので、かなり絵のタッチに時代を感じましたが、それはそれでかなり味があると思います。不安ならば、それこそ言葉に出さないと、いけなかったのに……ネタばれしてもいけないので、簡単なレビユーにしておきます。

あまりにも好きだから、同人誌を描くくらい大好きな方の作品を見れば、魅力が少しでも分かるかなと購入してみました。コメントに困るのですがハッキリ言わせていただくと、内容としては地味ですね。でも、その地味さがすごいいい味を出してると思います。このサークルの二次創作本を何冊か手に取った事がありますが、まさかオリジナルの作品までもこんなにクオリティが高いのは本当に凄いと思います。

でも、笑いだけじゃ無いんです、とても心に優しい、癒されたいときに、心があたたまって、愉しくなるお話です。描き方としては手足が短めに可愛く描かれ、キャラクターごとに目の描きかたを変えて個性を強調しているのがポイントですね。それにしても、Club21stさんはとても絵が綺麗です。話の内容自体は、わりとよくある内容なんですが、何度読んでもしんみりとして、優しい気分になってしまいます。

なまなましいエロ要素はあまりなく、どたばたとしたギャグコメディとなっています。ギャグも原作への愛がありながらキレのあるもので、ページをまたぐ繰り返しネタもあります。読み終えたあとも心に余韻が残って、不思議な感じ。読み終えたばかりですが、次が待ち遠しくてたまりません！どちらも秘められた気持ちのような何かが表面化しているので、見ていて楽しかったです。

気に入ったらシリーズ購入をおすすめします。正直、凄い作品だと思います。不思議な感じのするおもしろさに思わず笑い、気がついたらハマってしまっていました。作者さんが中に書かれている通り、登場作品全て合わせて雰囲気が素晴らしくて。