長谷部家の愛しき隣人・下

そんな魅力のあるキャラクターでした。じわじわとストーリーが進行していってます。なんとです！でも、これで終わりではないので、続きに期待したい！懐かしさと嬉しさに買ってしまいました！絵的には背景がスッキリしており、シンプルで見やすくストーリーに集中して読める感じです。

内容、絵、価格、どれをとっても納得できると思います。大変ボリュームがあり、読み応え抜群でしたが、この作品は予想を上回る満足感です。そしてあとがき……！シリアスな展開もありますが、暗さはなく爽やかな感じがあるので、暗めなストーリーが苦手な人にもおすすめです。話は主人公の内面をメインに追っていき、ラストで大きな変化が起きる構成です。

発売時期が少し古いので、かなり絵のタッチに時代を感じましたが、それはそれでかなり味があると思います。「鬱」の名を冠する作品としてあるべき姿なのかもしれません。とにかく切ない！雰囲気のある絵でしかもちゃんと描きこみしてあるので安心して読めます。元々、のお話は大好きです。続編があればきっとこんな流れになったのかと思わせる程にストーリー、絵共に無理が無くボリュームもたっぷり！

キャラクターへの愛がある、を通り越してる気がします。秘話などが充実しているため、知識なしの初回時とインタビューで得た知識を持っている2回目以降では、見方が変化することでしょう。今回も見逃せません！あの男が自爆を選択するまでに何があったのか、妄想全開でお楽しみください。読み終えたあとも心に余韻が残って、不思議な感じ。

具体的なキャラ描写がなかったがようやくとして、ストーリーに入ってきました。各キャラクターも魅力的に動き回っているのでギャグもより面白く感じることができました。