蒼の彼方とチョコレート

たとえ今健康な人でも、本作を読めば、に逆に励まされることだろう。まず登場シーンから飛ばしていて、いきなり屋上の柵を乗り越えようとしたり、パンツ丸見えで主人公の上に落っこちたりしています。短い内容ながらきちんとストーリー性もあります。個人的に、このコスチュームは裸よりエロいんじゃないでしょうか、と思います。

好きなら価格も手頃ですし購入してみてはいかがでしょうか。きれいで、やさしい絵が心に残ります。物語を締めくくるのにふさわしいボリュームとなっています。行動も言葉使いもこの雰囲気と設定に合わせた物ですから、作品の全てが一つに感じます。低価格にもかかわらず、ページ数がめちゃくちゃあります。ギャグがぎっしりと詰め込まれています。

なにやらアニメ本編でもありそうなハナシですね〜（^_^;）でも気になって、読んでみた。あのシリーズが好きだった方なら、すんなり受け入れられると思います。面白いのが、登場人物の名前がいっさい登場せず、目的や価値観だけを一人歩きさせて物語を展開する手法ですね。原作を知らなくても、好きで、昔の雰囲気だけを味わいたいという人にもおすすめです。

コスチュームカフェでメイド服を着てバイトする女の子の話が好きでした。お得な価格で、ゆるりとした時間に浸りましょう。主なネタはの特性やその技術的な背景です。だが、それで彼女が救われていくようにも見える。元ネタは知っているのですが、所々忘れていた事もあり、この作品を読んで思い出しながら懐かしさも感じましたね。忘れていた『何か』を、考えてみるのも良いかもしれません。

その少女の記憶が飛んで、時系列を少し巻き戻す形で本編が始まります。お互いがようやくスタートラインを迎えたといえるエンディングでした。