そして、明日へ　薔薇刑事VI

何気なく手に取った本が、とてもわくわくする内容だった感覚に似ています。短い漫画の難しいところは「少ないコマでいかに綺麗に面白く起承転結を詰め込むか」にあると思いますが、この作品では起承転結がしっかりしていたので楽しめました。発売時期が少し古いので、かなり絵のタッチに時代を感じましたが、それはそれでかなり味があると思います。

元ネタは知りませんが、凄く楽しめました。その辺のお話をコメディタッチの漫画で解説してくれる、です。もう良いけど……涙（笑いの）肉感的な女性の描き方には定評のある作者がエロかっこいいお姉さまの死闘を描く。次回にも楽しみです。あまりの凝り様にびっくりしてしまいました！過去に原作もプレイしたのでノスタルジックな気分で読ませていただきました。

の物語ですが、読めば読むほど、ストーリーに惹きつけられます。あまり見かけないから自分で描くという、同人作家の鑑のような動機から描かれた漫画は、熱意が伴っていることもあって内容がとても面白かったです。男の子を驚かすために女の子がゆっくりと近づいていくしぐさがとても可愛い！最後のオチを含めて面白く、予定調和好きにオススメできます。

だんだんと追い詰められパニックに陥っていく中で気づいたみんなのやさしとあたたかさ……なんというか、人にやさしくしよう、そう思わせてくれる漫画でした。取りとめの無い日常が描かれます。「元ネタを知らなくても楽しめる」といいますが、「パロディ」は元ネタを知ってこそ。登場人物も上手く描かれていましたし、誰だか簡単に分かるのがよかったです。作者らはかなり詳しいようで、一部玄人受けするテーマがありますが、巻末に解説がついています。

ちょっと寂しくてさわやかなお話が好きな方にオススメです！萌え死ねます。その願いは、絶体絶命のピンチの際に叶えられることとなります。適当に買ったのに大当たりでびっくりしました。