月明かりのダイロギー

登場人物の設定がいろいろと改変されているらしく、ギャグマンガならこうではないと、といった感じに壊れてる友人がすごくおもしろかった。やわらかいタッチの絵がストーリー全体をやさしく表現しており、読み出すと自然に引き込まれていきます。の世界観を壊すことなく融合させてますね。

ネタに興味のある人にも薦められる作品です。をネタにしているのは、レアで思春期以降の男であれば多かれ少なかれ、興味のあるハナシだと思います。少女は冷淡に振る舞うことで良心の呵責を打ち消そうとしますが、路傍の花に向けていた優しい眼差しを指摘されてますます決意が揺らぐことに。メイド服もよくあるミニスカートタイプではなく、ロングスカートタイプでひらひら多めのリボン大きめというところにもこだわりを感じますね。

そこは実際に読んでみてください。のようなバトル形式で進む事もあり、非常にスピーディーに話が展開します。彼氏はただ愛情で応えることしかできない。お話はシリアスですが、全体的に細い線で丁寧で、ツヤベタの画法で白黒のメリハリが効いた絵は非常に見易いです。内容はを中心していて、エロ同人マンガでも通用しそうな、オリジナリティがあります。

危うく18禁の世界に足を踏み入れかけたところで我に返って平謝り。眼鏡をかけ、三つ編みにした長い髪、おまけに大きなおっぱい性格はドジっ子でちょっと間の抜けたところがあるようです。ゲームを掛け合わせて作られた本作。こういったパロディ作品は元ネタが分からないと面白さも半減してしまうものですが、この作品なら元が有名なのでほぼ誰でも楽しむことができるはずです。

男の子を驚かすために女の子がゆっくりと近づいていくしぐさがとても可愛い！絵本や童画のフィールドでも活躍した往年の名イラストレーターたちを彷彿させる垢抜けた画風に驚きました。