プリンス・プリンセス11

キャラクター一人ひとりの魅力を描いていたり、説明がじっしりと書いていたりと、原作愛が伝わってくる感じが良いですね。でも、みんなにスポットがあたっているので、どの娘のファンでもOKでしょう。あえて言うならば、カラーの表紙を入れてほしかったかなぁ〜……といった程度です^^やさしく、せつなく、感動的な、この作品はおすすめです。いきなり強くなろうとしても、詰め込み系の修行はかえって上手くいかないということが分かる内容となっています。

漫画としてはかなり上質なお話が楽しめるというか、笑みが絶えないレベルでマジで面白い。なんですが……100%ギャグです。切ないほどの恋物語が見たい人。苦戦は確実です。（どっか編集部かゲーム会社行けば、すぐに売れちゃいそうとか思うのに……）印刷して寝転がりながら読みたくなる、そんな一冊です。ヒロインがほんわかした雰囲気のしゃべり方で、胸キュンってなれます。

買っちゃったのは、好きだからというのはありますが、タイニィ・アリスが大好きなんですよね。まあ元々本編でもガチレズっぷりはギャグの領域に入ってました正義の戦隊や悪の使者が次々と現れカオスな状態になっていくのが笑えました。お互いがようやくスタートラインを迎えたといえるエンディングでした。コスチュームカフェでメイド服を着てバイトする女の子の話が好きでした。

ただ、二人の関係がキスをする手前まではいきますので、そこら辺が気になる方はご注意を。関連作を読んでいないので若干よくわかんないとこもありました。作者さんがTwitterでセールをしているのを知り購入。ギャグの内容も、あるある、そうだよねそう思うよねっ！すげーコレ。少々ネタバレ的になりますが、サンプルにある、えっちなシーンというのは、少年誌に載せられるようなささやかなものですので、そういったものが苦手な方にも全く問題ないものです。