橙色の夢

ここ最近購入した中でも買って良かったと思える作品です。ほのぼのがお好きな方は是非。未だにDVD化されていない名匠の傑作と同じタイトルではあるが、内容のほうはべつに元ネタと関係ない。の、どこか白くぼやけた空気がたっぷりと詰まった作品でした。なんといっても、最大の魅力は絵柄。

購入したときは悲しい話かなと思いましたが、読んでみると悲しさだけではなく、やさしさやおもしろさといった感じがうまく調和をなしていました。キャラの裏設定や作者さんが質問に答えていく「一問一答」のコーナーもあり、面白かったです。ボリュームが凄いので、コスパは最高に良いです。自分は元ネタを知っていたので、楽しめましたが、知らない方でも普通に楽しめる素晴らしい作品だと思います！あの路線、この路線の思惑がいろいろと交錯して、夏休みに向かっていきます。

全体としては軽いノリで読みやすさ重視なのですが、それぞれのキャラの造型、掘り下げは深く、人情物としてうまくまとまっています。ひどすぎて笑えます！横読みのスタイルが非常にあった作品だ。登場するへの愛が伝わってくる、とても丁寧に作られている作品です。今回この作品を購入したのは、作者のルーツが伺えるかな？という動機からです。もう、どんだけが好きなんだよ！を突き詰めてしまうと、こんな笑える結果になるとは……という意外性が有って、悪くない読了感でした。

もう少し時間をかけて読めばよかったかな？でも止まらなかったから仕方ない。あえて言うならば、カラーの表紙を入れてほしかったかなぁ〜……といった程度です^^と書きましたが、漫画が中心となっているので、かなり、すらすらと読み進めることが出来ました。低価格にもかかわらず、ページ数がめちゃくちゃあります。内容はシュールなギャグ漫画で、原作をしていれば楽しめるものですが……